茶叶蛋(茶葉卵)ってなに?
その独特な匂いと真っ黒な見た目、殻をむいたときのひび割れ模様が特徴的な、中国発祥の煮卵です。
固ゆでの卵に烏龍茶や紅茶、プーアル茶と醤油、五香粉や八角、シナモンなどの香辛料を一緒に煮込んで味付けをします。
中国浙江省が起源(参照元:Wikipedia)とされていますが、広くアジアで愛され、台湾の夜市や露天市でも独特の匂いを漂わせています。
また、コンビニチェーン店の人気定番商品でもあり、台湾のセブンイレブンではおでんのようなイメージでレジ近くに茶叶蛋の鍋が。オーダーするとビニール袋に汁ごと入れてくれるそうですよ。
店内に充満する匂いは台湾ならではのもの。台湾好きな方、台湾へ行ったことのある方なら「これこれ~!」とすぐに思い出されるのではないでしょうか。
日本にいても、おうちでも茶叶蛋が食べたい!
今回は、日本のスーパーで手に入る調味料を使った茶叶蛋のレシピを紹介します。
材料
【作りやすい分量】
- 固ゆでたまご…4~5個
◎以下のものはStep3で鍋に全て入れます。 - 水…たまごがかぶるくらい
- 紅茶、烏龍茶、プーアル茶など好きな茶葉…1パック(紅茶のティーバッグなら2~3個)
- 醤油…大さじ7くらい
- 砂糖…大さじ3くらい
- 五香粉…小さじ1くらい
- シナモンスティック…1本
- 八角…2個
初めてやお試しで作りたい場合は上記の分量で卵を2個に減らしても作れます。
ただ、卵がかぶるくらいの煮汁が必要なので、卵の個数を減らしても煮汁の分量は減らさず作りましょう。
作り方
まずはゆで卵を固めに作ります。
沸騰したお湯から入れて、ゆで時間は13分ほどが目安。
冷水にとり、完全に冷めるのを待ちます。
出来上がったゆで卵を平らな場所に置き、スプーンの背で軽く叩いて全体的にヒビを入れます。
ゆで卵を鍋に入れ、卵がかぶるくらいまで水を入れたら調味料も全て投入します。
強火で火にかけ、沸騰後中火~弱火で30分ほど煮込みます。
★五香粉をはじめとする本場の香りが漂い始めますので、換気扇を付けましょう。
火を止め、粗熱をとって味を染み込ませたら完成です。一晩寝かせると、より味が染みて美味しいです。
保存方法とおすすめの食べ方
完成後は煮汁と一緒に保存容器に移して冷蔵庫で保存しますが、現地のコンビニのように時間をかけて何度も温めなおしたらもっと味が染みるでしょう。
ただ、爆発の危険があるためあたため直す際は電子レンジは使わず、面倒でも煮汁と共に鍋であたためましょう。
調理中の強烈な匂いとは裏腹に、味は意外とやさしい醤油味にスパイスの香りがほどよく効いたもの。
たまごの中心まで味が染みていない場合は、煮汁に付けながら食べると満足度がアップしておすすめです!
もっと簡単!手作り材料
五香粉などのスパイス類は一度揃えるといろいろな中華料理やアジア料理に使いまわしが効き、一気に料理のレパートリーが増えますが、作るのが一度きりですと使いきれずに残ってしまいますよね。
また、スーパーで材料を探すのが億劫な場合は、オンラインショップでだしパック状になった茶葉卵のもとを購入することもできます。
すでに香辛料がブレンドされているため、他に用意するものは水とゆで卵だけ。
手軽で本格的な茶葉卵を味わうための近道かもしれません。
いかがでしたか?
調味料さえ揃えれば、意外と簡単に本場の味が楽しめる茶叶蛋(台湾風煮卵)の作り方をご紹介しました!
まだ手元に調味料が残っていたら、似た材料で作れるルーロー飯などの他の台湾料理作りを始めてみるものよいですね。
おうちごはんに台湾飯を取り入れるきっかけになってもらえたら嬉しいです。
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