100円ショップで手軽に買えて、色展開も豊富、ミシンがなくても手縫いでハンドメイドが楽しめるフェルトは、初心者~上級者に大人気の材料ですよね。
私もフェルトが大好きで、小学生の時にフェルト手芸をはじめ、今までたくさんの作品を製作してきました!
フェルトを裁断するときいつも困ってしまうのが、チャコペンでの印付けがしづらく、細かいパーツやカーブがある形状が型紙通りに裁断するのが難しいということ。
どうしても、型紙のラインよりも微妙にずれてしまう…!
そんな時におすすめの、細かいパーツ切りがきれいにできる一工夫をお伝えします!
こちらはご依頼をいただき、野球部のユニフォームを型紙から起こし、フェルト製作したものです。
チームのロゴ部分が細かいデザインになっていますが、これから紹介する方法でフェルトのあたたかみを残しつつ、本物に近い形状を再現することできます。
※工程は易しいですが、乾燥に時間がかかるので1日以上時間に余裕をもって予定しましょう!
用意するもの
・フェルト
・手芸用接着剤(乾くと透明になるもの)
・つまようじ
・アイロン
・裁断用ハサミ(刃先の細いものがおすすめ!)
・型紙のコピー
手順
①裁断したいパーツよりも一回り大きくフェルトを切ります。
②つまようじを使って、フェルトの全面に手芸用接着剤をうすく均等に伸ばしていきます。
塗り終わったら、風通しのよい場所で接着剤が透明に固まるまで完全に乾かします。(半日~一日)
③完全に乾いたら、接着剤を塗った面を下にして置き、フェルトの毛羽立ちをつぶすようにして体重をかけながらアイロン(中温)で平らに押し固めていきます。
こうすることでフェルトの毛羽がつぶれて厚みが半分ほどになり、裁ち端のほつれが出にくくなります。
④型紙をセロテープで固定して、型紙も一緒に少しずつ丁寧に周りの線を切り取ります。
★型紙も一緒に切りますので、裁断用に型紙のコピーを用意しましょう。
中抜きの部分など、切り抜くことが難しい部分は完成見本や型紙を確認しながら刺繍をします。
裏面は接着剤が塗布されていますので、針の通りが悪ければ接着芯を当てて刺繍するとやりやすいです。
また、こちらの作品のようにアップリケとして縫い付ける場合は、縫い付け部分の厚みが増し、使用する針が細いと曲がったり折れたりしてしまう可能性があります。危険ですのでなるべく太い針を使用しましょう。
いかがでしたか?
身近な手芸道具を使ってフェルトの風合いを少し変えることで、難しい形状も再現することが可能になりました。
キャラクターの目鼻口に使用すれば表情が豊かになりますし、おままごとの細かいパーツであればリアルさがアップします。
二つとない手作りの品に、子どもたちも大喜びしてくれるでしょう。
ぜひお気軽に取り入れてみてくださいね!
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